<革靴のお手入れ>新品を履き始める前にしておくと良い事

kawagutsu

先日、購入しましたSHIPSのプレーントゥシューズ。

どうせなら1日でも長く履き続けたいという思い、雑な扱い方によって修理(リペア)が出来ない様な状態になってしまうのも悲しいですから。

最初の僅かな気遣いで、後々(のちのち)大きな差が目に見えて解りやすく現れるのが革靴ではないでしょうか。

ローテーションを組んで、愛用するとはいえ、身につける度に擦り減っては、摩耗していくサマ。

やはり一番気になってくるのはソール部分のコンディション。

というか個人的にはここが一番気になってしまう。

てなわけで、今回は最寄りの靴修理専門店(Mr.ミニット)に持ち込んで、事前のお手入れというか、ちょっとした加工をして頂きました。

靴底の保護(補強)

私にとっては新品の革靴を購入した時の、ある種の儀式的な形式になります。

冒頭でも記載しましたが、靴底(ソール)は本当にダメージを受けやすく劣化していくその過程が見るに堪えないです。

特にレザーソール。

フォーマルなシーンでは特に見栄えがよいのですが、摩耗した際の状態が目に見えて解りやすく痛々しいです。

そんなワケで、靴底をオリジナルソールで補強・保護して頂きました。

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(加工前)

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(加工後1)

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(加工後2)

いかがでしょうか。靴底の表面を薄く削って、その上にゴム材のソールを取り付けている状態になります。

価格は2800円(税別)でした。納期は1日。

早ければ当日中(又は急ぎで依頼すれば)に仕上がる場合もあるそうですが、他のお客さんとの兼ね合いもありますが故、私は持ち込んだ次の日、又は2、3日空けて引き取りに行っています。

今回取り付けて下さったソールは、他にレザータイプなどもあり参考価格で7000円~15000円程度。

ちなみにかかと(ヒール)の修理費用は参考として2600円~5000円程度になります。

つま先の保護(補強)もあります。

また、別の修理専門店になりますが、ソールの先端を補強する為に、つま先部分をスチール材で覆う加工などが存在します。

ソール部分において、先端先部も摩耗しやすいのでとても良い保護ではないかと。

特にグッドイヤーウェルト(グッドイヤーウェルテッド)製法の革靴はコバの摩耗具合によっては、オールソール交換を出来ない場合がありますので、購入してから履き始めるまでにつま先の補強をしておく事も長く愛用する秘訣の一つではないでしょうか。

参考価格で2000円~3000円程度になります。
詳細はこちらを御参考下さい。

※今回、私は依頼していません。

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靴みがき(仕上げ)

そして、丁寧に加工して頂いた靴を持ち帰ってから、自宅で表面にクリームを塗りこみました。

塗る前に靴用ブラシで汚れやホコリを落とし、布で表面を磨いております。

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                  (仕上げ前)

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                  (仕上げ後)

写真だとあまりよく解りませんね。笑。自分でもびっくりです。

でも実物は確かにぴかぴかになっておりますので。

ちなみにクリームを塗り込んで24時間寝かして、最後に布で磨きあげています。

ただ、ここだけの話、実はかなり仕上げ工程を怠っていまして。。。

本来ならば下記のようなお手入れを実施すると革が長持ちします。

1.靴用ブラシで汚れ落とし

2.クリーナーで汚れ落とし(布にクリーナーをつけて靴を拭きます。)
※汚れと共に古くなったクリームを除去する効果もあります。

3.乳化性クリームで革に栄養補給
(少量で構わないので歯ブラシなどで全体に均等になるよう広げていきます)

4.乾いた布で余分なクリームを綺麗に拭きとる。

5.油性ワックスを塗って光沢を出す。
(ワックスは膜を作って、雨や傷などを防いでくれますが、同時に通気性も悪くなる為、
つま先、かかとなど部分的に使用する事をおすすめします。)
※尚、靴クリームを選ぶ際、リキッドタイプについては出来れば御使用を控える事をおすすめします。

リキッドタイプは革の表面に樹脂でコーティングして仕上げる事によりツヤが出て綺麗になったように見えます。

ただ、実際は通気性、柔軟性が損なわれてしまうので革のひび割れの原因となり、また表面に貼りついた樹脂の層は簡単に落とす事が困難となり、革靴の寿命に大きく影響してしまいます。

使い方が簡単ですぐにお手入れが出来るので便利な一品ですが、私もこちらの情報を知ってからは、可能な限りリキッドタイプについての使用を控えている次第であります。

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その他

革靴の保管に関しては湿気のこもらない場所が鉄則です。

そして、日々のローテーションを組むのであれば理想は5足所有しているとよいそうです。(私には真似できませんが)

理由として、「1日履いたら、2日休ませる。」という定義が存在するからです。

革靴の一番の敵は水分になりまして、

1日履くとだいたいコップ1杯分の汗を吸収している事になり、その水分が抜けていくのに、最低24時間以上必要となります。

以上の事から、こちらの見解に当てはめると確かに最低3足は必要である事が伺えます。

まとめ

以上の事から導き出せるのは、革靴は生き物であります。

愛を持って接していれば、同じくらいの愛を返してくれるかと。

雑に履いて、ボロボロになってしまったからと当たり前のようにすぐに買い替えるよりも、お気に入りの一足を見つけて、定期的なお手入れやリペアを施して末永く愛用してみるのが良いのではないでしょうか。

私が初めて気に入って購入したpadroneの革靴ですが、最初、何も手入れせずに履き続けていた結果、それはもう無残な姿に。。。

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今はこの通り、一度靴底を全て交換して履いております。

ソールの形状(デザイン)が大幅に変わってしまいましたが、ボロボロになるまで放っておいた自分にも責任がありますし。

コンディションによってはソール交換対応が難しいそうですが、今はまた以前のように復活してくれたことに喜びを感じています。

もう一点教訓となったのは、リペア依頼をする際、解らない事があれば遠慮しないで職人さんに質問する事でしょうか。

実際に仕上がってくる現品と自分の思い描いているイメージとのギャップのずれを擦り合わせておく為にも。

案外、そういった確認を重ねる事によって、一定の信頼関係がお互いに生まれ、納得の出来る一品に仕上がるのではないかと。

その他、以下関連記事も投稿しておりますのでもし宜しければ、御参照下さい。

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以上、最後までお読み下さって誠にありがとうございました。



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