近年、多くのシューズメーカーが独自の観点と技法、それぞれのコンセプトに基づいて、オリジナリティに溢れた革靴を展開しています。
老舗と呼ばれる専門店だけではなく洋服をメインに取り扱っているドメスティックブランドまで。
消費者にとっては選ぶ基準が中々見出せず、情報が少なければ、とまどってしまうところですが、それでも質の良さ(あくまで価格に見合ったパフォーマンスを前提として)においてはここ数年、その差はどこも拮抗してきているように受け取れます。
似たようなデザインが多い様で、実際に洋服と合わせてみると、コーディネートにハマっているのか、汎用性が高いのか、構造(製法)の種類は?など、多角的な見解が生まれてきますが。
そんな中、お手頃な価格でしっくりくるアイテムを供給している「SHIPS」。
今回は、当ブランドが手掛ける革靴について紹介していきます。
SHIPSの魅力
1975年「三浦商店」という名前で創業。
1977年に「SHIPS」という名で1号店を出店。
取り扱っているアイテム(洋服も革靴も)のほとんどが、バランスの良い価格帯で、どんなコーデにも馴染みやすい、全体的に落ち着いた大人向けのデザインを提供しています。
一見、個性がないように受けとれますが、実はこれが最大の魅力になっているのではないかと。
上手くトレンドと調和して、やりすぎていない感じ(落ち着いたデザイン)を表現する事は決して容易ではなく、広い視野でのバランス感覚が伴ってきますが、
信頼できる安定感を見せるSHIPS。
着る人を選ばず。
10代、20代に限らず、さらに上をいく世代を含む幅広い層が着こなせる(履きこなせる)作品達を数多くリリースしています。
ちなみに派生ブランドとして若い世代向けの「SHIPS JET BLUE」やアメカジスタイルを意識した「SHIPS GENERAL SUPPLY」などがあります。
ブランドオリジナルの革靴に至っては
・お手頃な価格で洗礼されたデザイン
ブランドが手掛けるアイテムのなかで個人的に一番おすすめできるのが、やはり「革靴」で、比較的手の出しやすい1万~2万円台の商品が多いです。
それぞれの価格帯において最大限のパフォーマンスを発揮する商品が多く、思った以上に作りもしっかりしている事、そしてデザインも洗礼されています。
プレーントゥ、チャッカブーツ、ローファーから、製法においてはグッドイヤーウェルテッド、ハンドソーンウエルテッド、マッケイなど多彩な技術で作られています。
プレーントゥは革靴の中でもシンプルなフォルムが特徴的で、シンプルであるが故に、作り手であるブランドのセンス、技術力を決定付けるアイテムとも言えますが、SHIPSのプレーントゥには無理して色気を出している雰囲気が無くて、抜群の安定感(万能さ)を感じます。
原産国は一貫して国内生産というワケではありませんが、ドレス、カジュアルからビジネススタイルまで網羅出来てしまう作品が多いので、特にこだわりがなく、お手頃な価格帯で雰囲気を備え、万能な革靴を探しているのであればシップスオリジナルはおすすめできます。
(ちなみに近年、各ブランドのパフォーマンスが僅差とはいえ、革靴ガチブランドのリーガルやパドローネは風格といいますか、絶妙な価格設定でハイクオリティかつ汎用性、品質の高さにおいて群を抜いている印象があります。)
おすすめ3選
プレーントゥ
チャッカブーツ
編集後記(まとめ)
気軽に革靴を取り入れたコーディネートを楽しみたい、又は挑戦してみたい方、ハイエンドじゃなくていいから、お手頃でそこそこのアイテムをお探しの方は、シップスオリジナルの革靴を選択の一つとしてご検討されてみてはいかがでしょうか。
主張の強いデザインではありませんが、洋服をメインに取り扱っているブランドという事もあり、様々なトップス、ボトムスとの相性が抜群です。
特に悩まず履けるといいますか。
他の革靴ブランドの確かな技術力(ノウハウ)を基に作られているアイテムに対して、やや耐久性、雰囲気に劣る点があるものの、価格に見合ったパフォーマンスを発揮してくれるのは確かであります。
私も当ブランドの革靴を所有していますが、すっかり愛用の一品です。
その他、以下関連記事もありますので、もし宜しければお読み下さいませ。
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以上、最後までお付き合い下さって、誠にありがとうございました。
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