日本が世界に誇る伝統文化の一つ「和菓子」。
洋菓子とは異なったアプローチで(当たり前か)、原料においても油脂、乳製品などはほとんど使われる事はなく、穀類、豆類、砂糖が主となっているのが特徴ではないでしょうか。
その中で今回フォーカスしていくのは、従来の大福にアップデートを重ね、昭和後期頃に誕生したと言われている「いちごだいふく」。
爽やかで酸味の効いた苺と、甘いあんこ(アレンジによっては生クリームなども)、そして、もちっとした食感がクセになる餅の奇跡的な組み合わせ。
ちなみに発祥は、具体的には解明されていないのが現状で、その理由として「元祖」と称する店舗が、都内に構える「大角玉屋」、「一不二」などその他全国にも多数存在するからです。
正に謎です。気がつけば生まれていた人を幸せにするお菓子。
食べた瞬間、誰もが思わずニヤッとしてしまいます。
不明ではありますが、開発した第一人者様は、フルーツなだけに時間の経過と共に滲み出る水分にさぞ悩まされた事でしょう。。
試行錯誤(きっと)の上、我々人類に届けられることになった「いちごだいふく」、今回は少し掘り下げて美味しい一品を紹介していきます。
その名は
「口福堂」のイチゴ大福です。
まぁ、タイトルに大々的に出ているワケですから。まぁ、そういう事になります。
まず何がいいかと云うとお店の名前ですね。「幸福」とかけ合わせたネーミング。
三重県に本社を構える「株式会社柿安本店」が展開している和菓子店「口福堂」、一号店は木曽川で2005年11月に誕生しました。
こちらの柿安本店、当初牛鍋店として創立されており、和菓子以外にも惣菜、ビッフェレストラン、しゃぶしゃぶ店など多岐にわたるビジネスを展開しています。
いわゆる大きな会社ですね~。
そんな幾つか展開している事業の内の一つの和菓子でしたが、味は間違いなく本格派です。
おすすめのこしあん
いちご大福(こしあん)
1個259円(税込)
口福堂のいちご大福は全部で3種存在します。(こし、つぶ、いちごミルク)。
個人的な一押しはやはりオーソドックスな「こしあん」ではないでしょうか。
「つぶあん」もいいのですが、「こしあん」を激押しします。
まず外観。
じーっと眺めていると、ひよこに見えてきます。
何だか愛くるしさ満載です。
そう大きくない、私の口の大きさでしたら一口でも食べれるサイジング。
あえて半分残した写真。絵的に微妙ですね。
バランス感覚
決して苺だけを先に食べたりしないで下さい。
全ての材料を同時に味わって下さい。
なぜなら苺、あんこ、餅の生地、それぞれの味が奇跡的な黄金比で作られているからです。
味のバランス感覚が今まで食したいちご大福の中で抜群に優れています。
筆者の人生の中でこれまで食べた事のない美味しさではないでしょうか。
こんなに苺の酸味とあんこの甘さが調和している大福は初めてです。
口の中で広がる風味、これが真の「いちご大福か!!」と思わせてくれる一品です。
完全に虜になってしまいました。
編集後記(まとめ)
これまでは、美味しいとおすすめされて食べたきた「いちご大福」は、まぁ、普通に美味しくて、、内心では「こういうもんなのかなぁ?」程度にしか認識していなかったのですが、口福堂のそれを食べた時の自然な美味しさには大きな衝撃を受けました。
「各素材の調和した味わいは、他にはない質の高さが伺えます。
ぜひ一度お召し上がりくださいませ。
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以上、最後までお付き合い下さって誠にありがとうございました。
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