水戸を越え、勝田を越え、日立を越え。
今回は普段行く機会のない北茨城市は大津港（おおつこう）駅まで、日帰り旅行に行ってきました。
常磐線の終点、いわき駅に近く、一つ北へ進んだお隣の勿来駅は福島県いわき市になるいわば茨城最北端の地。
ちなみに茨城を走る常磐線の区間は取手駅から大津港駅までとなります。
旅行というか気分的にはフラフラっとお散歩のつもりでした。ちょっと遠いお散歩になりましたが。
大津港駅までのアクセス
1．上野駅（特急ひたち、ときわ） ➡︎ 高萩駅（常磐線）➡︎ 大津港駅
又は
2.上野駅（特急ひたち、ときわ） ➡︎ 磯原駅（常磐線）➡︎ 大津港駅
・片道料金：5548円（特急） 3348円（各駅停車）
・乗車時間（乗換時間込み）：約2時間～2時間半
私は1番のルートで向かいました。
上野駅から新幹線や直通の特急電車がない為、途中からどうしても常磐線各駅停車への乗り換えが伴ってきます。
大津港駅周辺について
駅の改札口は一つ。駅から出るとすぐにロータリーがあり、向かいにはセブンイレブンがあります。
一通り散策しましたが駅周辺のコンビニはここ以外存在しないようで、
あとは六角堂までの道中、途中にローソンがある程度でした。
駅周辺の印象として繁華街ではなく、どちらかというと人通りの少ない住宅街。勿論、それを旅の醍醐味として向かったワケですから。
尚、タクシーは数台止まっており、バスは平日のみの運行で、本数も少ないです。
上記移動手段以外ですと、駅を出てすぐ右手に「びすとれ」という観光案内所がありますのでそちらでレンタサイクルをご利用するのが断然おススメです。
尚、営業時間が16時までとなっておりますので、ご注意ください。
※びすとれは既に閉業しているそうです（2021年4月追記）
大津港駅周辺の宿泊施設
大津港駅周辺のグルメについて
駅近の食事処は喫茶店と定食屋が2件程度といったトコロです。
太平洋がかなり近い距離にある為、おすすめは圧倒的に海の幸です。
特に「天心丸」や「大津漁協直営市場食堂」のインパクト大の天丼、新鮮な分厚い刺身定食は評判も良いため、訪れた際にはぜひ召し上がってみては如何でしょうか。
ちなみにここまで海の幸をおススメしておきながら、私は食事をするタイミングを逃し、夕暮れ時、帰る前に「くるみ」というお店で「くるみ定食」を食しました。
肝心な海の幸はアジフライが盛り付けされていまして、味はとても美味しかったです。
ご夫婦で切り盛りされていて、とてもご親切にして頂きました。
こちらを見ていないと思われますが、この場をお借りして、お礼申し上げます。有難うございました。
六角堂に向けて
この日の天気は晴れ。というかむしろ晴天でした。とても気持ちのよい青空といった感じで。
大津港駅に到着したのが14時頃。ややゆっくりめの到着。
結果、移動手段でおすすめしていたレンタサイクルを使用せず、何を血迷ったのか徒歩での移動を決意しました。
なぜか歩きたくてしょうがなかったんです。マップ上では、車で6分の距離ですが、歩くと私のペースでは45分程度掛かりました。
この日は平日だったせいか、すれ違う人がほとんど居らず。
というより歩いてる人をほとんど見掛けなかったのですがこういうものでしょうか？
六角堂に向けて歩いていると左手に太平洋が映り込んできて、これがまた何とも云えないロケーションです。
一つ印象的だったのは私の今住んでいる場所とは違い、空がとても近く感じる事。同じ関東なのにこんなにも違うものかと感動した次第です。
天心記念五浦美術館を越えて、そしていよいよ念願の六角堂に到着しました。
六角堂とは
画家の岡倉天心が1905年（明治38年）に自ら設計をし、自宅敷地内に立てた日本の美術界では一種の聖地と認識されている建物。
本人はこの建物を観瀾亭（かんらんてい）と呼び、太平洋の波の音を聞きながら思索にふけっていたそうです。
現在は茨城大学が管理しており、国の登録記念物にも登録されています。
2011年3月の東日本大震災の際、津波の影響により滅失してしまいましたが、2012年4月には再建されました。（地震の際に流された一部の建材を見つける事が出来なかった為、完全なる復元とはなりませんでした。）
入園する時に観覧料300円を支払います。（※中学生以下は無料です。）
庭園内は非常に整備されており、歩いていて気分が良いです。
決して広いワケではなく、ササっと歩いてしまえば10分程度で一周出来てしまいそうな敷地ですが、重要なのは時間の流れを緩やかに感じさせてくれるこの雰囲気に身を任せる事。
立派にそびえ立つ六角堂のすぐ傍に立って、五浦海岸の絶景を眺めていると波の音が心地よく耳に鳴り響いてきます。
ハッと気がつけば、物思いに耽っていました。
流石、六角堂マジック。
その他同じ敷地内に、文化財に指定されている天心邸や美術館があり、どれも貸切状態で、ゆっくり観光する事が出来ました。
六角堂以外の観光スポット
●天心記念五浦美術館
●五浦岬公園
まとめ
まず、交通手段については車移動がベストな選択かもしれません。電車で現地まで向かう場合は、大津港駅からはレンタサイクルをご利用する事をおすすめします。
今回私は徒歩での移動を選択しましたが。。。
まぁ、リスクを承知の上でしたが、のんびりと歩きながら五浦海岸の景色を堪能する事が出来たので非常に満足です。
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以上、最後までお付き合い下さって、誠にありがとうございました。
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