美味しい食べ物を求めて。
その探究は我が身が朽ち果てるまで続く。
そう、永遠に。今回は、素材に美味しいフルーツを惜しみなく使った贅沢な和菓子。
いわゆる高級感たっぷりのデザートを紹介していきます。
その名は、「陸乃宝珠」という、いかにもなネーミングでありますが。
驚くことなかれ。
なぜなら超高級品種で知られているマスカット・オブ・アレキサンドリアを使用しているからです。
それにしても名前がごついですね。古代ギリシアのアレを彷彿とさせますが。
そして、生産は何と筆者とゆかりのある数年前までの本籍地であった岡山県は「宗家 源 吉兆庵」が全国展開しております。
ちなみにこちらのお菓子、実は私の生まれ故郷である広島の共楽堂も類似した商品をリリースしており、巷では案外話題性のある品物でもあったりします。(お互いをオマージュし合っているかの如く)
一貫した製造方法、工程で丹念に作り上げられる、いわば一流の芸術ともいえるデザート。
さぁ、どんなお味がするのでしょうか。
食べてみました
※12個入りで約4000円
高級感のあるパッケージを開梱してみると、そこには一つの芸術が。
まず見た目は大きさ30~40mm程度。
緑と黄色がブレンドされた美しいアレキサンドリアの表皮が印象的です。
(かつてクレオパトラが好んで食していたという説もあるようですが、きっとこの美しい見た目にも虜になっていたのでしょうか。。)(※微妙な解説)
そして、アレキサンドリア全体をを包み込む薄いお餅とその上にコーティングされた砂糖。
この砂糖のコーティングは時に粉雪のように見えてしまいます。
我慢できずに早速、食してみると、おぉ、アレキサンドリアの酸味と砂糖の甘さが絶妙に口の中に広がっていきます。
どちらかというと甘みが強めですかね?
ただ、甘みを大きく感じることによって、よりアレキサンドリアの酸味が引き立っている様に思えます。
薄々のお餅からは適度なもちもち感が感じられ、アレキのサクッとした食感との変化が一つの粒で味わえるという贅沢な醍醐味。
厳選された契約農家から仕入れているアレキ。
材料の鮮度の高さを存分に生かした製造、管理工程からでしか味わうことのできない一品ではないでしょうか。
糖度、粒の大きさなど緻密な規格をクリアしたモノだけが調理されて、私達に提供されてきます。
まぁ、やはり当然のように、スイーツというよりかは和菓子感が全開です。
決してこってりしているわけではなく、かといってあっさりし過ぎているわけでもなく。
バランスにおける線と線のど真ん中をさっそうと駆け抜けていく「陸乃宝珠」は和菓子界における粋な一品ではないでしょうか。
飲物のお供には、やはり緑茶をおすすめします。合います。
一粒食べたなら、一口緑茶をすすって、またもう一個と。これを繰り返していたらあっという間に完食してしまいました。
編集後記(まとめ)
筆者もすっかり歳を重ね、老けこんでまいりましたが、いやいや歳をとったからこそ、このような和菓子を美味しいと感じ取る事ができるのではないかと。
それにしても、酸味の効いたフルーツと甘い和菓子の組み合わせ。これは本当に美味しいですね。美味し過ぎます。
「陸乃宝珠」ですが、通販でも展開しているようですので、ぜひとも一度ご賞味下さいませ。
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以上、最後までお付き合い下さって誠にありがとうございました。
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