AGAという悩ましき症状に画期的な能力を発揮するプロペシア。
全ての人に効果があるワケではありませんが(試してみないと解らない)、育毛剤としては案外珍しい錠剤仕様の為、手間が掛からない点については気軽に実践する事ができます。
通常であれば3年以上続く、ヘアサイクルにおける成長期間が徐々に短くなっていく。
それが、悪夢の始まり。
何も手を打たなければ容赦なく進行していき、新たな世界が開拓されてしまいます。
不毛地帯となってしまう前に、なんとか守りたい僕らのメンズシンボル(髪の毛のことです)。
もし、僅かでも予兆を感じたならば、男性ホルモンが活発な20代から予防線として先手を打っておくのもよいかもしれません。
2011年から飲みだしたこちらの薬。
なんだかんだで6年が経過しましたが、身をもって経験した変化などを以下に報告して参ります。
※その後約2年程休止し、2022年4月から服用再開しました。
プロペシアの簡単な歴史
アメリカの製薬会社「メルク」が開発し1992年に前立腺肥大や前立腺がんに対する薬(プロスカーという名前で発表)として認可されました。
当時の臨床データから「髪の毛が増える」、「抜け毛が減った」などの副作用がある事が解り、その後、1997年にAGA治療薬としてアメリカでは認可されました。
そして、2005年にメイクの日本法人「MSD」がプロペシアという名称で販売することになります。
その効果は1年間継続服用で98%の人がAGAの進行が止まったと体感。
そして内58%の人は毛髪が増えたという素晴らしい結果に。
さらには3年間継続すると78%の人が効果を体感。
ただ上述した通り、全ての人に効果があるわけではなく、「円形脱毛症」やAGAの進行が極端に深刻であった場合などは大きな改善が見られない傾向もあるそうです。
プロペシアを飲み始めてから
※現在様々な購入ルートがありますが、念の為最初は病院やクリニックなど医療機関に相談の上、導入する事をおすすめします。
※基本、1日1錠決められた時間に飲みます。(24時間スパンで)
かれこれ昔から毛が細く頭頂部が割と薄い私でした。
20代後半~30代初頭にかけて、多角的な要因(不摂生な生活と過度の精神的ストレス)によりゲーハーが進行してしまった記憶があります。
それでも、生活環境を変え、食生活を整えてからは大幅に回復して、あとひと押しという事で、「どうせなら」というかなり軽いノリで育毛活動、
通称、「毛活」を始めた次第です。
せめて将来結婚して子供が生まれてくるまでは保守したいという夢が芽生えたこともありますが。
大きな変化
まず、飲み始めて1週間程経過してから初期脱毛が始まりました。
(前回の記事のミノキシジルでも同じ経験をしました。時系列的にはこちらが先です。)
割とかなり多い量だったので最初は焦りましたが。
初期脱毛はそれから10日前後続きました。
予備知識がなかった私は、当初この現象にかなり焦りましたが、調べた後に、これは薬が効いているという安心材料の一つに変わっていきます。
ヘアサイクルとが一度リセットされ、正しい周期へ修正されていく前兆でもあるということ。
その後、1カ月経過したあたりから、朝起きてから、寝ぐせが立つようになりました。
そして何より、驚いたのは頭皮の毛穴から放出される油の量が減った(安定した)こと。
冬の乾燥した時期でも、不自然にべたべたしていたのですが、それがなくなりました。
(逆に言えば、乾燥肌の方でももし上記のような症状が出てきた場合は、薄毛が進行する予兆の一つかもしれません。)
1年が経過する頃には、極端に髪の毛が増えたわけではありませんが、なんというか強くなった(元気になった)感覚があり、抜け毛がなくなりました。(そういえば的な感じで気付いた)
2年目は特に変化が見られなかったのですが、3年目以降ポラリス(ミノキシジル)と併用し始めてから、髪の毛がより太くなり、全盛期の9割位まで戻りました。
4年目以降は2日に1錠のペースで飲んでいますが、現状維持しています。
※御参考ですが、これまでプロペシア日本版→アメリカ版→オーストラリア版とそれぞれ2年スパンで移行してきていますが、効果はどれも一緒のようです。
(2016年冬の写真)
結論として
1.プロペシアのみでは髪の毛が増えた感覚はなかったが、抜け毛はなくなり、髪の毛が太くなった。
2.頭皮環境も整った。
3.ポラリスと併用してから、髪の毛が戻った。(増えた?)
4.頭頂部には有効的でおでこの生え際などは、ミノキシジルを併用して散布するとより効果的。
5.プロペシア単体でも進行を止められるが、積極的に髪の毛を増やしたければ(元に戻したければ)ミノキシジルの併用をおすすめ。
6.予防としても効果を発揮するので、ちょっとおかしいなと感じたならば早めの対策を。
気になる副作用は?
プロペシアを使用する事により懸念されている、副作用として頭痛、腹痛、下痢、眠気、胃部不快感、頻尿などが挙げられていますが、私はどれも発症しませんでした。
健康診断でも飲み始める前と比べて大きな変化は特に見られません。(現在も)
いわゆる健康な状態で現在生活しています。
また、ヒゲやその他の体毛が濃くなるなどの症状も特にありませんでした。
※下記に2021年、2022年、2023年それぞれの頭頂部状況写真を掲載しております。
編集後記(まとめ)
私は忍耐強く長期的に続けた結果、その効果を体感する事ができました。
ただ、全ての方に当てはまるかと聞かれると何とも言えないので、やはり一度試してみる事が一番の近道ではないかと考えれらます。
「初期脱毛」など、ヒヤリとする場面はありますが、それを乗り越えたその先には、輝かしい未来が待ちうけていますので、悲観する前に一度挑戦してみてはいかがでしょうか。
※繰り返し申し上げますが、飲み始める前には一度医師に相談の上、御検討して下さい。
その他、以下関連記事もありますのでもし宜しければお読みくださいませ。
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以上、最後までお読み下さって誠にありがとうございました。
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