楽器店、カレー屋、ラーメン店など多くの有名店舗が軒を連ねる神保町界隈。
ランチ、ディナーの時間帯には自慢の味を堪能するべく行列を作り出しては、まだかまだかと行き交う人々。
とはいえ、「並んでまではちょっと。。。」という思考の私にはあまり縁のない話。(空腹具合や興味の度合いによってなど時と場合によりますが)
先日、バンドリハの合間に、食を求めフラフラ歩いていたところ、何となく惹かれる興味深い外観に惹かれふらっと立ち寄ってみたお店。
何処か懐かしいと感じさせる趣のある佇まい。
その名も「はちまき」
値段はお手頃で満足しておりますが、肝心の味はいかがだったのでしょうか。
はちまきとは
高級料亭で修行を積んだ先代が独立して1931年(昭和6年)に創業。今年で85年目となる、かなり歴史のあります老舗。
昭和の戦災後、町は大きな傷跡を残しながらも奇跡的に残った「はちまき」
かの小説「明智小五郎」シリーズの作者としても有名な江戸川乱歩氏が通っていた店舗であり、その他にも多くの文士が通っていたそうです。
名前の由来は、先代が「一生、ねじり鉢巻をしめて勉強する」という意味合いを込めて命名したそうです。
(ちなみに名探偵明智小五郎シリーズは父のすすめで小学生時代にお世話になった小説であります。私は小学校時代、サッカーに打ちこむ傍ら小説を愛する真面目な少年でもありました。(^ν^))
アクセス
東京メトロ千代田線 新御茶ノ水駅から徒歩6分程度
都営新宿線 神保町駅から徒歩3分程度
メニュー
※他にも単品メニューがあります。
感想
お店に訪れた時間帯は、茜色の夕日もすっかり落ちてしまった夕飯時。(19時前頃)
この近辺、平日はサラリーマン、学生さんなどを筆頭に多くの人々で賑わっておりますが、休日、祝日の夜になるとグッと静まり返ります。
都内のビジネス街特有のこのOFFの雰囲気が案外好きです。
ただ、想定以上に土日にお休みする店舗が多く、夜が更けってくると利用できる食事処が限られてくるのが何ともいえません。(お客さんがいなけりゃ儲からないしね)
そんな中でも、力強く、エモい独特のオーラを放っていた老舗の天ぷら料理屋「はちまき」。
お店に入るなり、すぐに座席へ案内されます。
一人でのお客さんもいらっしゃるようで、
カウンター席でその老舗の味をご堪能されている様で、その佇まい(後姿)がなぜかおしゃれに見えました。
尚、私が案内されたテーブルの隣には、海外からのお客さんが座っておられました。
店員さんは英語も使いこなしています。
私は席に着くなり、海老天丼を注文。
訪問したタイミングが良かったのか、注文後、次から次へとご来店されるお客様ご一行。
店内が賑わい始めます。
10分もしない内に海老天丼の登場。
先にお味噌汁を頂きましたが、コクがあって美味しい。
やや濃いめに感じましたが、後から味覚を包み込む優しくて深い味わい。
そして、メインの天丼へ。
まず始めに海老天ぷらを食しました。
「衣サックサク」
スナック菓子のようなサクサク感。
美味い‼︎
天丼のタレも適度に甘くて(甘過ぎない)、御飯との相性バツグン。
海老天と一緒に食べると御飯がすすみます。
美味しさのあまり気がつけば、海老のシッポまで平らげてしまう始末。(カルシウム、ミネラル補給)
ピーマンなどの野菜天ぷらも美味しい。
素材の新鮮さを壊さず、提供している揚げ具合。
あっと言う間に完食してしまいました。
何となくノリで方もンンしてみた店舗でしたが、こんなにも美味しいとは。
アタリです。
老舗と云うことを後々知る事になるのですが、納得の出来る歴史のある味わい。
尚、お店の名物は穴子天丼だそうで、
天ぷら以外にも一品料理のメニューが豊富で、店内においては和を基調とした落ち着いた作り、お一人でも、カップルでも、家族連れでも落ち着いて本格派の天ぷらを味わう事ができるのではないでしょうか。
近くに訪れた際は、ぜひ一度立ち寄ってみて下さい。
しつこくなくて、深い味わい。それが、はちまきの天丼。
その他、以下関連記事もありますのでもし宜しければお読み下さいませ。
以上、最後までお付き合い下さって誠にありがとうございました。
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