「どうにかなるさ」平凡な中年サラリーマンの日常

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Klon Centaurという伝説のオーバードライブエフェクター

      2019/04/29



1994年ビル・フィネガン氏が生み出したオーバードライブKlon Centaur(クロンケンタウルス)。


この手の音色の中では世界的に最高傑作と称されているエフェクター。


しかし、こちらの名機、2010年頃を境に廃盤となってしまった事から、後継モデルとしてのKLON KTRやケンタウルスサウンドを再現した他メーカーの作品が現在では主流となっています。

荒々しく歪む事はないけれど、独特の艶感とバランスの取れたキメ細やかな倍音は、他のエフェクターでは味わうことの出来ない魅力ではないでしょうか。


接続して常時ONのセッティングやブースターとして使用したり、幅広い実用性の高さも兼ね備えており、特にクリーントーンは独特のツヤっツヤな音に仕上がります。

抜けが良いというよりもグッと持ちあがる感覚。

ここまで話しておきながら、私が所有しているのは、オリジナル版ではなくクローンなのですが。

いわゆるハンドメイド。(自分で製作したワケではありませんが。)

あくまでクローンを使用した感想ですが、今回はケンタウルスサウンドについてフォーカスしてみました。





使用アーティスト


田渕ひさ子氏(number girl)


藤原基夫氏(bump of chicken)


増川弘明氏(bump of chicken)


koji nakamura氏(スーパーカー)


松本孝弘氏(B‘z)


char氏


etc...



回路図について


オリジナル版では基板の一部にモールド処理を施しており、現物から使用部品や基板のパターンを特定できない事から、現在入手できる回路図は2パターン

※モールドとは防水、防湿、絶縁などを目的とした樹脂材を充填(流し込んで)する工程です。
代表的な樹脂材としてウレタンやエポキシなどが使用されており、硬化時間や耐圧限度などそれぞれに特性があります。


また発売から回路に改訂を加えたのは1995年の一度のみとビル・フィネガン氏はおっしゃっています。


回路図1

回路図2




ケンタウルスサウンドを生み出す特徴としてポイントとなる部品の一つが電圧を2倍に昇圧させるチャージポンプと呼ばれるIC部品が使われている事ではないでしょうか。

そして+18V、-9Vで駆動されているオペアンプはピーク音が入力されてもオペアンプ自身で歪んでしまう事が少ない為、ダイレクトに音が伝わっていき、幅広いレンジから持ち味の艶感、ダイナミクスに繋がっている様に見受けられます。


クローン版ケンタウルスサウンドの音


電源9V入力、操作ノブは、それぞれトーン、ゲイン、マスターボリュームとごく一般的なシンプルな内容となっています。


セッティングの配置をギター直後(直前)にするのか、ブースターとして接続するのか、どちらがケンタウルスの良さが出るのか悩みましたが、両方試した結果、ギターの直後に配置する方が特徴を感じやすいのでは?と個人的な見解です。

(もちろんブースターとしても音像が潰れる事なく持ち上がるので良いのですが、ブーストの際、独特のケンタウルススパイスが個人的に好みでなかった。試したのはfulltone ocdとxotic AC booster)


いわゆるほぼ常時ON状態。


音が一気に図太くなります。

総体的に主張の強いミドルレンジ。

トーンノブを最大限に設定しても、耳障りになる事はありません。むしろ良い意味で独特の曇りがかった音が澄んでいくような感覚です。

ダンブルエフェクターとはまた違う曇りがかったような澄んだ音。(良く解らないですね。。)


ピッキングレスポンスは可もなく不可もなく、音の分離は良いです。


ゲインノブはフルにしても歪むことはありません。音が太くなりますが濁って行く感じです。

サスティーンは特に可もなく不可もなく。

少なくともone control社ダンブル系の方が圧倒的に伸びやかです。


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サンプル音源


論より証拠と言う事で、サンプル音源御試聴下さいませ。


サンプル1



使用ギターは10000円のテレキャス(ピックアップはテキサススペシャルではありません。謎です)。
アンプはマーシャルJCM2000、ケンタウルスは常時ONで、歪みにOCD、他にはBOSSのディレイ。
ピックアップの位置はフロント&リア(私はいつもセンターで音作りをしています)
ケンタウルスのノブはそれぞれトーンが12時、ゲインが9時、マスターボリュームが10時。


サンプル2



OCD以外同じ設定で、OCDの歪みを抑えています。


サンプル3



サンプル2と同じ設定です。


接続しただけで音が変わる説


まず、ケンタウルス都市伝説のバッファ機能による接続しただけ(バイパス状態)でも音が変わる説については、「真実」であります。


とはいえ、大げさに変わるというよりかはこちらのクローン版では僅かに感じる程度でした。
(良い悪いは別として他のエフェクターに比べると個性的であるのは確かです。)


オリジナル版



後継機種



編集後記(まとめ)


その魅力の詰まったサウンドから未だに多くのプロミュージシャンからリスペクトされているケンタウルス。


ただし、オリジナル版中古品の相場はご覧の通りエフェクターとしては破格の価格設定で賃貸物件の初期費用を賄えてしまう勢いです。

価値観は人それぞれと言う事で。


原音をケンタウルスベースに設定するもよし、勿論、クリーンブースターとしても効果的な役割を担ってくれますので用途におけるレンジは幅広くそれなりにおすすめできます。


もし、ご興味がありましたらぜひ一度!!


その他、以下関連記事もありますのでもし宜しければお読みくださいませ。


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以上、最後までお付き合い下さって誠にありがとうございました。

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