楽器そのモノの艶やかな鳴りが特徴的なアコスティックギター。
機械的に作られた音ではなく、ナチュラルで温かみのあるサウンドには大きな魅力が詰まっています。
そして弦をストローク(ピッキング)する動作以外にもボディを叩いてパーカッションの様なアプローチをフレーズに織り交ぜる事が出来るのもアコギの魅力の一つと言えるのではないでしょうか。
というワケで今回は当該楽器を自由自在に操る個人的なおすすめアーティストを紹介していきます。
・国内外問わず
・ジャンルの壁を越え
・思わず見入ってしまう
そんなセンシティブなプレイヤー達。
Jack Dowson(ジャック・ドーソン)
オーストラリアはシドニーを活動拠点としているギタリストJack Dowson(ジャック・ドーソン)。
ルーパーやディレイなどのエフェクターを使用したメロディアスなタッピング奏法で幻想的な音楽を体現しております。
陽を受けて光る緑葉の上で妖精が飛び跳ねているようなフレーズ。
煌びやかなemoバンドを彷彿とさせる一面や、時にロック、ブルース寄りの茶色い空気感が垣間見えたり、エレクトロニカ、アンビエントにも通ずる懐深いプレイスタイルが特徴的ではないでしょうか。
インストのみかと思いきや、弾き語りの楽曲もあり、Dowson氏のアーカイブを辿ってみるとキャッチーなギターサウンドから徐々に渋いロック、ブルースよりにシフトしていく様が見受けられます。
変則的なプレイスタイルでありながらも聴き手の日常にそっと溶け込むようなフレーズは魅力的で、その旋律からはdowson氏自身の生活感や背景も響いてくるような、そんなアーティストらしい風格も兼ね備えているのではないでしょうか。
気になる音源ですが、サブスク、フィジカル音源等確認できるものはなく(御存知の方いらっしゃいましたら教えて下さい)
シドニーでは有名な観光地サーキュラ・キー、ストリートでのライブ風景がyoutubeでは数多く確認できるので、そちらを是非ご覧になってみて下さい。
伊良皆 高潤(いらみな こうじゅん)
こーじゅん名義でギター講師やプレイヤーとして御活躍されている沖縄県は石垣島出身のギタリスト。
変化自在のプレイスタイルと広い音楽性からのバックボーンが伺える表現力の高さに圧倒されるこーじゅん氏のギター。
ロックやオールディーズを好みのジャンルとして挙げられておりますが、時にジャズやクラシカルな要素が込められた旋律も飛び出し、思わず聴き入ってしまいます。
チキンピッキングを昇華させたような奏法など、古くから語り継がれるプレイスタイルに自己流の解釈を加えていたりセンスだけではなくギターに対する探求心や努力家で一面が伝わってきます。
緩急をつけた演奏も巧みに体現しており、正にギターという楽器を知り尽くしている音楽人と言えるのではないでしょうか。
最近では地上波 報道ステーションの楽曲を手掛けていたりと、今後も活躍の場が広がっていく事が想定されます。
ダースベイダー
冗談ではなくベイダー卿です。
それしか情報がないのです。
youtube界隈では有名な存在でベイダー卿のお面を被って、凄腕のギタープレイをさらりと披露しているギタリスト。
ルパン三世のカバーやスーパーマリオの完コピ(これすごい)、ルーパーを使用した宇多田ヒカルのtravelingなど、動画の再生数からも全世界からの注目度の高さも伺えます。
テクニカルな演奏力の高さだけではなく、繊細さとダイナミクスを織り交ぜた幅広い表現力を持ち合わせたプレイスタイル。
一体中身はどなたなのでしょう。先に挙げたこーじゅん氏のプレイスタイルにも似ているので個人的には気になるところではありますが。
とにかく一度御試聴下さいませ。
編集後記(まとめ)
以上、最近気になっている凄腕のギタリスト達を紹介してみました。
演奏技術の高さに加えて、人を惹きつける魅力を持ち合わせたおすすめの三組でありますが。
「ギターっていいよね!」と改めて感じさせてくれるオーラにも感慨深いものがあります。
以上、最後までお付き合い下さいまして誠にありがとうございました。
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