国内インストバンド/必ず知っておくべきおすすめ3選/ポストロック編

楽器のアンサンブルだけで、聴き手を魅了するインストバンド。

唄声がなくとも楽曲を成立させてしまう感性と演奏力から、時に震える程の感動すら覚えます。

大衆向けの音楽チャンネルでは表面的に上がってくる機会が少ない分野ではありますが、2000年以降、長らく活躍を続けるアーティスト達の「継続」という着実に積み上げた功績から近年では、以前に比べてより身近に感じられるようになっているのではないでしょうか。

国内外問わず、精力的に活動を続けるタフな面々も少なくないワケで。

今回はその中でも代表的なバンドを紹介していきます。
(その界隈ではすっかり有名ですので今更感もありますが、入門編的な感じで)

toe(トー)

2000年結成の国内インスト界隈においてパイオニア的存在。

toe以降、国内インディーズシーンにおいてインストというジャンルが活性化されその絶大な影響力から後に多くのインストバンドが生まれています。

楽器だけでも感動させる事ができるんだぞ!!と一つのムーブメントを生み出したミュージシャンズミュージシャン。

土臭さと透明感が共存した音色。

DAMAGEREACHに所属していた柏倉さんの作りだすタイム感と計算されつくしたドラムの手数、間合い、

popcatcher美濃さん、元DOVE山嵜さんの幻想的で情熱的なツインギター、元DOVE山根さんの各楽器との調和のとれたベースライン。

4人の融合された音から描かれる音像は、ピントの合った多彩な情景を映し出しています。

そして、音源以上におすすめなライブにおける熱量。

海外でも積極的にライブを展開しておりアジア圏に留まらずアメリカツアーなどこなしています。(SOLD OUTになる会場も)

過去には柏アライブでkamome kamomeと対バンしていたり。

インストバンドを網羅しようと思ったならば、まずはtoeを御賞味下さいませ。

toeの「the book about my idle plot on a vague anxiety」
アルバム・2005年・11曲

LITE(ライト)

2003年結成の4人組バンド。

ドラム、ベース、ツインギターと比較的オーソドックスな構成の中(どのバンドもだいたい4人か!!)、楽曲によってギターの楠本さんがシンセも奏でたりと、ギターバンドの枠を越えた幅広い表現を展開しています。

複雑なギターワークとベースライン、野性的で正確無比なドラム。

無機質だけど温かみのある音。

各パートが独特のタッチで描かれているLITEの音楽は、時に色彩豊かな芸術絵画を眺めているかのように、胸に響いてきます。

作りこまれた楽曲達は、

その完成度の高さや雰囲気から、時に「nuito」と似たようなゾクっとする鋭さを感じる時もあります。

武田さん、楠本さんの複雑ながらも調和のとれた巧みなギターワークも、魅力の一つではないでしょうか。

ヨーロッパで音源がリリースされていたり、ライブに関しましても国内だけに留まらずUK、アイルランド、アメリカ、アジアなど積極的に海外ツアーを敢行しており、ライブバンドとしての貫録も備わっています。
(toeと同様にフジロックなどの野外フェスにも参加しております)

個人的には日本が世界に誇るインストバンドの一つではないかと。

ちなみにギター武田さんの弟さんはclean of coreでご活躍されています。

さらには何気にLITEはバンプ(bump of chicken)やサカナクションと同じ事務所に所属していたりもします。

LITEの「past, present, future」
アルバム・2012年・5曲
 

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downy(ダウニー)

ボーカルいるじゃん。

と、突っこまれてしまいますが、インストの楽曲もありますし、自分の中では何となく今回の顔ぶれに盛り込みたく。

2000年結成の5人組バンド。(内一名はVJを担当)

形容、類似するバンドが見つからない程、独自性、創造性に溢れた楽曲が特徴的です。

変拍子、転調。奏でる音が変幻自在。

なんとも言えない情緒的な気持ちにさせられるdownyの楽曲群。

音楽性については結成当初から一貫した誇りのようなモノを感じ、リリース毎に新たなアプローチをしつつも、downyらしさは見失っていない、芯の強さを感じます。

肉体の限界を超えるような機械的で複雑なリズムを体現している秋山さんと中俣さんからなるリズム隊にsyrup16のサポートなどもしていた青木裕さんとボーカルも担当する青木ロビンさんの表情豊かなツインギター。

ライブで展開する、映像との演奏により、その場が一瞬にしてdownyの作り出す空間に。

ライブ活動も、もちろん精力的で、フジロックに出演したり、台湾でtoeとも共演してたりします。

シーンを越えて、もっともっと評価されるべきバンドの一つではないかと。

雰囲気がほんの少し、ちょっとだけtricoっぽかったり。(tricotじゃなくて青森出身の千葉で活動していたtricoの方です。)

downyの「第二作品集『無題』再発」
アルバム・2014年・11曲
 

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編集後記(まとめ)

今回の3選は国内アンダーグランドシーンにおいてはどのバンドも認知度は高く、既に様々なコンテンツで紹介されていたりもします。

御存知の方々は多く本当今更感満載ですね。。。

ヒットチャートに登場する機会はほとんどありませんが、toeの楽曲はテレビCMに使われていたり、

少し視線を傾けてみるとその情報が入ってくる、案外身近な存在かもしれません。

そして、これらのバンドを続ける方々に共通している事。

音楽だけを生業とせず、違うフィールドでもご活躍されています。

toe山嵜さんは空間デザイナー、LITE武田さんは行政書士、downy青木さんは沖縄でカフェを経営されていたり、内装デザイナーを手掛けていたりと。

それぞれの音色からにじみ出る背景や生活感を楽曲の雰囲気と合わせて感じ取る事ができるのも、こういったアーティストの特徴の一つではないでしょうか。

その他、以下関連記事もありますのでもし宜しければお読みくださいませ。

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以上、最後までお付き合い下さって誠にありがとうございました。

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