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日本インストバンド/まずは聴いてほしいカッコいいおすすめ達

      2019/03/15



2000年代、国内アンダーグラウンドシーンにおけるインストバンドの台頭。


エモ、ポストロック、マス、プログレ、ジャズなどなど。


その根底において最重要視されている「toe」の功績と影響力。


いわゆる火付け役といいますか。


以前は浸透していなかった文化が発展したことにより、近年では多くのインストバンドを耳にする機会が増えました。


海外ツアー、国外アーティストとの共演によって活性化、シーンにおける音楽的な進歩には目を見張るものがあります。


一つの分野でより好みの音を見つけやすくなった時代。


情報が溢れかえっている中で、偶発的に出会い、心を持っていかれたおすすめの音楽を今回は紹介していきます。






nuito(ヌイト)


京都で結成され、2004年に活動を開始した3人組バンド。


2009年に一度活動休止するも、2016年に突如復活。


どちらかというとシーンの中では孤高というイメージがあり、その独特な存在感と圧倒的な楽曲に惹かれる熱烈なリスナー達は国内外問わず。


空間を何か鋭利なモノで切り裂いていくような演奏と表現力。


どの曲も1曲の中に散りばめられたストーリーが自由自在に展開していくけれど、なぜか統一感があるし、説得力もあって、ど真ん中だけどギリギリなトコ(位置)で成立しています。


精度の高いテクニカルな演奏から、時にヒヤっとした機械的で無機質な雰囲気を漂わせますが、実は人間味があって、エモい要素が溢れ出ている作品ばかりではないでしょうか。


ピリピリとした緊張感は常に漂っており、音階の選定、瞬発力、間合い、変拍子、転調、タッピング、etc、、、聴いていると「おいおい、まじか!?」というフレーズと展開の嵐。


神がかったギタープレイを支える、絶妙なタイム感と安定感を誇るリズム隊もすごいです。


そして多用されるエフェクターの数々。


特にLine6/DL4のルーパーを駆使して描かれたフレーズの設計図が壮大かつ幻想的で、「もしかしたら芸術って、こういうのかな?」という思いが脳内を駆け巡ります。


いわば「天才肌」といいますか。


ライブでの再現性も申し分ないですし。


ジャンルという区切りを未だに理解していない私ですが、もし「マスロック」という分野は?となった時に必ず浮かんでくるバンドの一つにnuitoが存在しています。(自分の中で)


ちなみにギターの平井氏は株式会社NOHT(ノート)の代表という一面も持ち合わせており、バンマスだけではなく経営者としても聡明である事が伺えます。



試聴


nuitoの「Unutella」
アルバム・2009年・7曲





年貢(nengu)


都内にて結成された3人組バンド。(結成時期については不明です。2012年、13年頃?でしょうか)


2016年には「Next Music from Tokyo vol8」に参加しており、海外でのツアー実績があります。


ベースの樋口氏は他に、「ゆだち」、「peelingwards」、「sans visage(ギターの馬場氏も以前在籍していた。)」にも参加しており、ドラムの石上氏は元「the quiet room」、現在「サンガツ」にも在籍しています。


メンバー各位様の年齢はまだ若く、これからもっともっと大きくなっていくポテンシャルを兼ね備えているバンドではないかと。


初めて年貢の音を耳にした時、「nuito」と同じくらい強いインプレッションを受けました。(佇まい、音の鳴り方がツボです。)


激情、破壊的、瞬間的な爆発力。


純度の高いハードコア要素の中に、不思議とポップでキャッチーな側面が垣間見えます。


各パートがその枠を超越した自由な演奏スタイルでかき鳴らしながらも、バンドとしてはセンシティブに重なり合っており、


テクニカルなギターに真っ向からたたみ掛けるように鳴り響く力強いドラム、その隙間をバランス良く突いてきつつも、独創的なフレーズで駆け抜けるベース。


時に独特の抜け感(脱力感)をテイストした楽曲展開も見せてくれたりと、楽曲構成における幅広いレンジ、「年貢」というびっくり箱を開けては、毎度ドキドキさせられます。


ただ一つ間違いがないと言えることは、これらから生み出される土臭い重厚なサウンドには、ただ、ただ、圧倒されます。


フジロック2017 ROOKIE A GO GOへの出演も決定しており、今後ますます要注目であります。


試聴









akarine(アカリネ)


こちらの記事でも紹介しているakarine。


2010年11月に千葉県にて結成。


世を見渡してみると、類似するバンドがどこかに居そうなんどけど、見当たらない。


そこにはakarine独自の世界観が存在しています。


表面的な派手さというよりも、実直で楽曲の奥に潜む煌びやかさが水面に反射する陽射しのように、キラキラと眩いです。


手の込んだ楽曲構成と凝ったフレーズをとてもシンプルで聴きやすく仕上げてくれているので、その綺麗な旋律に感情移入しやすいかと。


エモい気持ちにぐっと引っ張られます。


切なくて、甘酸っぱくて、愛しくて、繊細だけど力強くて。


聴き手のここで来て欲しいというポイント。


感情の起伏における変化量を掌握しているかのように、ドラマチックに展開していく楽曲群。


our」しかり「may be tomorrow」しかり


無駄がなく洗礼されたツインギターからは、色鮮やかで艶やかで情緒的なサウンド。


柔らかい音像を丁寧なアルペジオで紡ぎ出しています。


現在のギタリストは「yean」などでも活躍しているサナキ氏と「hue」永井氏のコンビ。


メンバーチェンジを経て、現在の体制となっていますが、前任のギタリストたけしさんも繊細でテクニカルかつ芸術性のある音を奏でていました。


現在は「bastetone」というバンドをやられています。


また、心地いいタイム感で叩いていた前任の女性ドラマー青山さんは「barican」へ。


akarineはメロを支えるリズム隊も素晴らしく、現ドラマー高橋氏の柔らかいプレイ、そして的確な間合いでセンスある音を放り込んでくるワタナベ氏のベースも必聴です。


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試聴











編集後記(まとめ)


何気に「年貢」と「アカリネ」は、以前、吉祥寺warpで共演していたり。


「nuito」は昨年(2016年)の復活ライブ東京公演であの「predawn(インストじゃないけど天才的)」と共演していたり。


以前に比べて、インストバンドが脚光を浴びる機会が増えつつある昨今。


音楽形態が飽和しているとはいえ、良くも悪くも各ジャンルが幅広くなっている印象で


少し掘り下げてみれば、リスナーが自身の好みの音に辿り着きやすくもあるのではないでしょうか。


今回紹介させて頂いた3バンドについては、ぜひ一度ご賞味下さいませ。


その他、以下関連記事もありますのでもし宜しければお読み下さい。


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以上、最後までお付き合い下さって誠にありがとうございました。

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