偶然、動画で拝見した「青い鳥」に一発で心を掴まれ、このバンドは絶対に来る!!と感化されました。
関東に住んでいる私にとって、三重のバンドと云われれば?tioとAMOK(アマク)しか思い浮かばなくて。
その次に愛知のglory hill。
どうやらglory hillとsameは現在レーベルメイトのようで、実は良質なバンドを輩出している中部地方も今後私にとっては見逃せない音楽シーンの一つになりそうです。
■sameとは
2011年結成。名古屋のインディペンデントレーベルTRUST RECORDSに所属する三重県は伊賀市が生んだ4人組メロディックパンクバンド。
ツインボーカル、ワンコーラスの3声から発信されるセンス抜群のメロディに乗せた真っすぐで自然体なリリックに胸が熱くなります。
そして巧みな楽曲構成とアレンジ力にも光るモノがあり、これまでdemo音源の他、同レーベルから2枚のミニアルバムをリリースしており、2枚目の7曲入りミニアルバム「Bloom」については先月5月11日に発売されたばかりです。
ライブも精力的に展開している様で、詳細につきましてはオフィシャルを御参照下さい。
つい先日、越谷、浦和でもライブをやっていたそうですが、機会を逃し観に行けばよかったと強く後悔しています。
個人的に昨年からykiki beatと同じ位sameにも注目しており、やがて訪れるとsameブームの到来を、心待ちにしている今日この頃です。
メンバーの面々は、非常に若くて爽やか。きっと彼らにしか見えない景色があり、世に似たような音楽は沢山あるけれど、sameは特有のオリジナリティがありカテゴリーの中でも頭二つ位は抜きん出ている様な印象があります。
●楽曲について
楽曲全てを聴いたワケではありませんが、「青い鳥」本当に名曲ですね。
動画の再生数も納得できます。彼らのルーツとなる音楽はまだ明確に掴めていないのですが、メロディックパンク以外にもロックの要素、そして90’emoのテイストも少し感じました。
「青い鳥」の随所で、the get up kidsの2ndっぽい匂いが漂っており、聴いていると、耳にメロディと言葉の残像がスッと残り、胸が高鳴ります。
メロディックパンクの枠に捉われずこういった風味も反映させながら突き進んでいってほしいなと。まだまだ色んな事を吸収できる世代。いいバンドは周りが放っておかないし、成るべくして階段を昇っていく様に今後、期待が高まるばかりです。
■まとめ
sameの楽曲を聴いていて、とても懐かしい気持ちになりました。
それは、嬉しくもあり、悲しくもあり、甘酸っぱさもあり、ほろ苦い青春の味。
いつの時代も様々な音楽シーンがあり、ライブハウスでは星の数程いるバンドがお互いを高めあい、しのぎを削っています。
私の時代ではmr.orange、captain hedge hog、thumb、hi-standard、husking bee、damage、sherbet、green giant、brahman、back drop bombなどの
メロディックハードコアと称されるバンド達がアンダーグラウンドシーンで全盛を誇っており、一つのムーブメントになっていました。
インターネットは今ほど普及しておらず、というか私にとってはほぼ皆無な時代。
情報を入手するのも一苦労(eat magazineなどの雑誌で収集)でしたがそれでも多くのキッズ達が集い、一緒になってシーンを盛り上げていた時代。
そんな懐かしい記憶が蘇りました。
「真剣だからこそギリギリのバランスで成り立っている。」私が10代、20代の頃活動していたバンドはそんな感じで若さゆえのもろさが付きまとっておりましたが、
それもまたバンドとして、魅力の一つではないでしょうか。
青く多彩な情緒を音楽というツールで目一杯表現できるのは若い時だけなのかもしれないですし。
今後、sameが一つのシーンを牽引する代表的なバンドとなって様々な場面でその名前を拝見できる機会がそう遠くない未来に訪れる事を願っております。
以上最後までお読み下さって、誠にありがとうございました。
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