路上、野外でのバンド演奏において、足元にエフェクターを望むギタリストにとっては必要不可欠な電源ツールの確保。
そして、ぼっち(一人)ミュージシャンの方にも。
一般的には、誰もが知るパワーサプライという便利な代物を選択したいところですが、屋内のようにコンセントが身近に設置されているわけではないので、基本使用できず。
が、しかし、少しの発想と工夫でどうにか解消されてしまうのが現代文明のすごいところ。
ちなみにエフェクターは乾電池でも駆動する為、こちらも方法の一つかもしれませんが違った側面での問題が立ちはだかります。
それはオーバードライブなどの歪み系であれば、消費電流の消耗が比較的少ない事から数時間は持続して演奏する事が出来るのですが、
ディレイ、リバーブなどの空間系やloop系(ルーパー)などのツールは、僅かな演奏時間でも著しく消耗してしまうため、現実的な選択とは言えません
ましてや、並列で幾つも配列したいのであれば、伴ってくる安定した電源供給。
今回はそんな時に役立つアイテムを。
筆者も以前、路上で演奏していた経験がありますが、実際に使用していた便利グッズを紹介していきます。
sanyo eneloop music booster KBC-9VS
惜しくも2012年に廃盤となってしまった製品。(筆者はギリギリ購入できた)
そんなの紹介するなよって感じなんですが、実際に使用してかなり便利なパワーサプライでしたので。(今も現役ですが)
というか未だになぜこんな画期的な製品を廃盤にしてしまったのであろうか。ぜひとも復刻を願います。
現在は中古やオークションで入手可能といったところでしょうか。
出力DC9Vの2端子付き(1端子使用時最大出力電流2000mA)
約3.5時間の充電で、歪み系エフェクターなら約50時間、消費電流の高い(約50mA)空間系エフェクターなら約27時間連続使用のできる大変素晴らしい仕様となっています。
重量も軽く(621g)持ち運びも便利。
私はこちらを使用してディレイ、ループステーションなど並列で3~4個繋げていましたがノイズもなく音質がいい、途中でバッテリーがなくなる事も一度もありませんでした。
屋外でもスタジオ内での同じクオリティーを発揮できる完璧な一品。私は狂ったように使用していました。
2018年現在もバッテリーはヘタっておらず健在。
スタイリッシュな白い外観、そして電池残量がLEDランプ三段階の表示で解りやすい事、こちらも使いやすさを後押ししてくれています。
ストリートミュージシャンには真っ先におすすめしたいのですが、上述したとおり既に生産終了となっています。
望みは途絶えた。。。と思いつつも。
次の紹介する一品で何とか解消できそうです。
VOCU BATTERY PACK (ボーキュ バッテリーパック)
見た目が大幅に変わってしまいますが、先に紹介したmusic boosterの理論、概念はつまりこのVOCUのバッテリーパックと同じなわけでして。
こちら単三電池×8本で駆動する仕様となっており、こちらに別でエネループ電池を購入して使えば、野外でもmusic boosterとほぼ同じ感覚で使用することができます。
幾つかのエフェクターを配置する場合は同社のbaby power planet(one control社もおすすめかな)を挟んで接続したり、あとはバッテリーパックのケーブルから直接分岐させたりと(こちらの方がノイズは少ないようです)いう方法になってきます。
価格も2000円しないので低価格で安心のパフォーマンスを実現する事が出来るのではないでしょうか。
まぁ、見た目は少し寂しい感じですが、(私は全く気にしないんですけど)個人的にはおすすめです。
編集後記(まとめ)
近年、演奏をサポートするエフェクターなどの拡張機材の小型化、軽量化がグッと進んでいるように見受けられます。
音質は最低限のニーズであり特化しなければいけないポイントとしながら、持ち運びに便利なアーティスト思いのより良い機材が各メーカーから生まれてきています。
限られた制限の中でも工夫次第では、様々な要素をが実現できてしまう便利な世の中となりましたが、
僅かでも参考になれば幸いです。
その他、以下関連記事もありますのでもし宜しければお読み下さいませ。
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以上、最後までお付き合い下さって誠にありがとうございました。
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