車谷浩司という偉大な音楽人が鳴らし続ける音楽

今回は現在Laika Came Back(ライカケイムバック)名義でマイペースに活動されている車谷 浩司(くるまたに こうじ)氏について。

1989年、バンドブーム全盛期に地元栃木県で結成されたBAKU(メンバーには谷口宗一など)のギタリストとして日本の音楽シーンに名乗り出てきました。

当時流行っていた原宿ホコ天でのライブも精力的に展開しており、結成からインディーズを経て、メジャーまでの道のりをあっという間に駆け抜けていき、バンドは3年という短い期間で解散してしまいましたが、その後、幾つかの音楽プロジェクトのコンポーザーとして多くの作品を発表し、リスナーだけではなく、後に頭角を現す下の世代の、多くのミュージシャン達にも多大な影響を与えています。

dragon ashの古谷建志からは「くるちゃん」という愛称で親しまれていたり、そういえば2011年に幕張メッセで開催されたイベントGGでは、ドラムにRIZEの金子ノブアキ氏、ベースにはACIDMANのサトウマサトシ氏という豪華なメンツでAIRの楽曲を演奏されていましたね。そのステージ上ではkjともコラボしていたりと。

独特の感性で、ジャンルレスに吸収した音楽を自分流に生み出していくそのセンスの高さは奥田民生氏に通ずるような部分もあり、車谷氏の存在は、プロ・アマ問わず幅広い層のアーティスト達に知られているのではないでしょうか。

簡単な来歴(プロフィール)

 

 
 
 
 
 
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・1971年8月29日生まれ

ギターは中学2年生の夏に始め、カンペンケースをネックに見立ててギターコードの練習をしたり、それ以外にも家ではお風呂以外はトイレの時も、寝る時も、家族と出かける車の中でも常にギターを持って弾いていた根っからのギター少年だったようです。

あの器用でフィーリングのあるプレイスタイルはこのような背景が裏づけになっている事に納得してしまいます。

車谷氏、唄も素敵なんですが、ギターの音の出方がギターボーカルというよりも正にギタリストそのものなんですよね。(当たり前か)

国内外問わず非常に多くの音楽を聞き込んでいる車谷氏ですが、自身の好きな国内アーティストの一つとして「スピッツ」を挙げています。(カラオケで唄う程リスペクトしているようです)

ちなみに車谷氏が初めて買ったレコードは「RCサクセションのベイビー!逃げるんだ」、学生時代は「BOOWY」のコピバンをやっていたことも。

そして、車谷氏はファッション誌でもよく取り上げられる機会があり、洋服においてもスタイリッシュな一面を覗かせていました。

そういえば車谷氏が押していたコンバースのジャックパーセルやA.P.Cのデニムを筆者も真似して買ってみたりと。。

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参加プロジェクト

BAKU(1989年~1992年)

Spiral Life(1993年~1996年)

AIR(1996年~2009年)

Laika Came Back(2010年~)

何だかんだで30年近く業界に君臨している車谷氏。BAKU時代にはミュージックステーションでテレビで拝見する機会もあったり、

spiral lifeでは当時渋谷系ミュージックの中心的な存在として絶大な人気を博していたのではないでしょうか。

AIRしかり、とにかく女性ファン、黄色い声援がすごい。

ロック、グランジ、ジャズ、パンク、シューゲイズなど幅広い音楽性を取り込んでいた車谷氏の音楽スタイルは、様々な賛否両論を生んでいましたが、筆者的には好きです。

やったもん勝ちというか国内で自分流にセンスよく発信していたアーティストは車谷氏以外にあまりいらっしゃらなかったような。

AIR時代、ベースに渡辺等氏、ドラムスに佐野 康夫氏を迎え入れ多くの楽曲を展開していましたが、このスリーピースが出す音は本当にかっこよかった。

特に初期の作品が筆者は大好きです。

各楽器のバランスもよくシンプルだけど奥行きがあってキラリと冴え渡る楽曲たち。キャリアの中でも音楽的な輝きをより一層放っていたのではないでしょうか。

もちろん、様々な出来事を乗り越えて辿り着いたライカの音楽スタイルも好きです。(本っ当に色々と乗り越えて)

おすすめ楽曲5選

BLIND

may be true

no kidding

COMMUNICATION

24 years old

編集後記(まとめ)

おすすめ楽曲が全て初期に集中してしまいましたが、これは、まぁ、筆者の好みだから仕方がない。。

ただ、純粋にかっこいいなぁと聴き入ってしまう楽曲を選定してみました。

ちなみに、車谷氏、これまでのキャリアで本当に多くの作品をリリースしており、詳細はwikiなどを御参照下さると助かります。

現在、ライカではしっとりした楽曲を中心にキャリアを展開していますが、実はこれまでの中で一番、体温というか、車谷氏の温もりが味わえる素晴らしい作品ばかりではないでしょうか。

そして今の車谷氏を知って、遡って聴いてみると沢山の驚きを発見出来るかと。

昔から聴いていた私でも時間(時代)の流れと共にシフトしていくそのスタイルに何度も驚かされたのですから。

以上、最後までお読み下さって誠にありがとうございました。



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