2016年5月31日付オフィシャルで発表があった通り、6月22日にリリースされるEPが
ブンブンサテライツにとって最後の作品になるそうです。
解散なのか、活動停止なのかハッキリとした表現ではないのですが、現状継続していく事は難しいのではないでしょうか。
理由としましてフロントマン川島道行さんの体調悪化に伴ったもの。
妻であり、女優の須藤理沙さんは数年前から自らの運命に立ち向かう川島さんを家族と共に支えてきたそうです。
■boom boom satellitesについて
1990年結成。1997年にベルギーで設立されたテクノシーンにおいては影響力のあるR&S Recordsからデビュー。
エレクトロニカ、テクノ、ビックビート等ダンスミュージックを巧みに落とし込み、ロックの要素と共にセンスある楽曲を出力し続けている川島道行、中野雅之の二人で構成されるバンド。
私はあえてユニットではなくバンドと称します。
FUJI ROCK等多くのFESにも参加しており、音源以上の迫力をライブステージでは表現しており、多くのオーディエンスが魅了されております。
私も実際にライブを拝見した事があります。
私がboom boom satellitesをしっかり聴き始めたのは、テレビCMで流れていたMoment I Countが収録されているFULL OF ELEVATING PLEASURESからです。
それまで知らなかったワケではないのですが自分の感性が追いつかず敬遠している部分がありました。ただこれをきっかけに過去の音源にも遡り、そしてライブにも足を運びました。
聴きこんでいくと音楽性について個人的にはNYハードコアバンドBiohazardの匂いも若干感じられ、魅力されておりました。
ここ2年位はboom boom satellitesから遠ざかっていたのですが昨日の発表と共に私なりに綴ってみました。
現状、川島さんは意思の疎通が困難な状態で車椅子も必要とされている様です。
私の大好きな父に重ねるつもりはありませんが腫瘍が脳に達してくると、私生活においては意思の疎通だけではなく、体の動作、声を発する事、食材、水を摂取する事までもが困難になります。
近年、脳腫瘍に対しては方法の一つとしてガンマナイフ治療が有効とされておりますが、効果については個人差があり施してみないと結果は解らないという不透明な部分があります。
ただ、通常の放射線治療よりも定位的に照射される為、体への負担は大きく軽減されると考えられております。
現在、私達にはSNSなどで発信される情報でしか川島さんの近況を把握する事が出来ないので真実は御家族など近い方々にしか知らされていない事でしょう。
私個人としては、可能であれば、またboom boom satellitesのステージが観たい。
川島さんがギターを構え唄っている姿を、元気な姿を、また拝見出来ればと願っております。
以上、最後までお読み下さって、誠にありがとうございました。
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