紅まどんな/愛媛生まれ奇跡の新食感おすすめフルーツ

西日本の柑橘王国、愛媛が生んだ奇跡のオリジナルフルーツ。

その名も紅(べに)まどんな

見た目は、まぁ、みかんとそっくり、というかそれを少し大きくした風貌で、どちらかと言えばオレンジやいよかん伊予柑(いよかん)辺りに近い遺伝的要素を感じてしまうかもしれませんが。

ただ、驚くべきことに気になるお味に関しては、上述したどれにも当てはまらない、正にニュータイプであります。

ある意味、果物界における革命品といっても過言ではないかもしれません。

なぜなら、既に出尽くしたとされるオレンジ系フルーツの中で、新たに生み出された品種なワケでして。

一年の中での取り扱い期間が11月中旬~12月下旬という約1ヶ月半程度の短命さである事から、世間の認知度においては決して高いと言い切れませんが、一口頬張ってしまったなら、そのあまりの美味しさにやみつきになってしまうことは間違いないでしょう。

大げさかもしれませんが、それだけ筆者も自信を持っておすすめ出来る一品であります。

若干の希少性から決して安い価格設定ではありませんが、その独特のプルプルした果肉はぜひ一度お試しいただきたいです!

今回は、そんな紅まどんなを食べた感想を熱く紹介していきます。

紅まどんなとは?

1990年に南香と天草 の交配により実生を育成開始。

開発元は愛媛県農林水産研究所果樹研究センター。

その後、幾つかの適応性実験が実施され、2005年3月にJA全農えひめによって品種登録(愛媛果試第28号)された比較的歴史の浅い柑橘系フルーツです。

愛媛県の中でも松山市、今冶市が主な原産地とされており、その繊細な外皮を守るためにビニールハウスなど雨が当たらないような施設栽培を中心に生産されております。

おすすめの食べ方と気になるお味は?

まず写真の通り、オフィシャルが推奨している食べ方(カット)はスマイルカットという、オレンジを食べる際などに一般的に用いられるオーソドックスな手法がおすすめされております。

が、筆者は違います。

筆者が命名した独自の男剥きという方法を激推ししておきます。

この方法なら、ナイフも必要ありませんし、気軽に剥けてしまうので。(つまりはみかんと同じ剥きかたです)

なぜ男剥きかと言いますと、紅まどんなの果肉はゼリーの様にぷるっぷるで繊細なつくりです。極めつけはその外皮の薄さ。ここがみかんとは決定的な違いです。

みかんと同じ力加減で紅まどんなの皮を剥ごうものならば、中の果肉は微塵もなくはじけ飛んでしまう事でしょう。

絶妙な力加減と指先の繊細なテクニックを要する皮むき術から、いわゆる繊細な生き物を取り扱う、接すると云う、そういう意味合いで力強さではなく包容力という観点で「男剥き」と名づけさせて頂きました。

皮を剥いた後は、まぁ普通にみかんと同じ要領で食べていきます。

口の中に一切れ入れてみると。

とろける

いや、溶ける。

いよかんのようなオレンジのような風味がゼリーのような食感であっという間にお口の中で果肉が無くなっていきます。

例えるならば、高級な霜降り牛肉を食べたときのような食感に通ずる部分もあります。
(ホント食感だけね)

お味は深い甘みと酸味が効いて濃厚なのに、後味は爽やか。

喉が乾燥して、カラッカラな時に紅まどんなを食べたなら、一瞬で潤う事でしょう。

またしつこくないマイルドな甘さなので、瞬時に何個でも食べれてしまう。

あっという間に1個完食。

立て続けに2個食べきると云う快挙でした。美味しい。

編集後記(まとめ)

世の中には自分の知らない美味しい食べ物がまだまだあるもんだなぁと。この歳になって美味しい柑橘系フルーツに初めて巡りあえた喜びにも浸っている次第ではありますが。

これまでありそうでなかった新風味、新食感の紅まどんな。

是非とも一度ご賞味下さいませ。

以上、最後までお付き合い下さって誠にありがとうございました。



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